『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』
ポール・トマス・アンダーソン監督作品。山師であるダニエル・プレインビューの狂気溢れる役を熱演するダニエル・デイ=ルイスの演技が光る。
掘削を通して独力で生きてきながらも家族を重んじる主人公ダニエルが、「家族」を失いながら経済的な成功を収めていく半生を描いている。その一方、宣教者であるイーライとの間での確執と復讐劇を描くことで、山師と宣教者との似通いながらも決定的に相容れない関係を想起させる。
『ジョーカー』
バットマンの宿敵・ジョーカーの誕生を描いた作品。主演はホアキン・フェニックス。
キャプテン・マーベル
MCUシリーズ作品。
ヨン・ロッグに対して「証明する必要なんてない」といい放つダンヴァースが素敵。
トイ・ストーリー4
トイ・ストーリーシリーズ最新作。
「トイ・ストーリー3」がかなりの名作であり,物語の完結でもあると思っていたので,続編を出して大丈夫なのかと,正直観る前は心配だった。
しかし,いざ観終わってみると,いい意味で期待を大きく裏切られた。
私たちがこれまで観てきた「トイ・ストーリー」は,人間とおもちゃの関係,もっといえば,成長していく人間と変わらないままのおもちゃたちとの関係を描いた作品だった。
しかし本作は,おもちゃたちも成長していくということ,そして,人間とおもちゃの間だけにではなく,おもちゃ同士の間にも「歴史」があるのだということを,私たちに気づかせてくれる。
たしかに,私たちは本作を観るにいたるまで「本当の『トイ・ストーリー』」を知らなかったのだ。