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映画ログ

観た映画の備忘録

「そして父になる」

邦画 ドラマ

 

 評価:★★★★

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6歳になる息子・慶多をもつ野々宮良多は、ある日、息子が産まれた直後に取り違えられたこと、そして慶多が本当の自分の息子ではないことを知る。仕事ばかりに毎日でそれまで息子をあまりかまってやれなかったということ、家族における「血」の重要性を信じる良多は、どうしたらよいのか、試行錯誤を重ねていく。

子どもはいつ「生まれる」のだろうか。富永健一によると、「個人の無力は、生まれた直後において最大である」。ここからつまり、子どもは生まれた(=産まれた)直後においては何者でもない。その何者でもないヒトの子の上に、さまざまな能力が、関係が折り重なり、1人の子どもが、そして1人の人間が「生まれて」くるのだろう。

キャストについては、福山雅治演じる良多の妻役の尾野真千子の演技が、まるで本当の母親のようで感動した。真木よう子はやや擦れた女性の役を演じており、ピッタリの配役という感じ。