映画ログ

これまで観てきた映像作品の備忘録

ロブスター


ヨルゴス・ランティモス監督作品。パートナーがいない人間は動物に変えられるというルールが支配する主流社会と、恋愛をすれば処罰が下される強権的リーダーが支配する「森」の狭間で生き抜こうとする男性の物語。

どうやらこの世界では、2人の人間が恋愛関係にあること(あるいはパートナーであること)を正当化する証として、2人の間に何らかの共通点が必要、という設定が興味深い。そのため、主人公デイヴィッドは最後のシーンで選択を迫られるのだが、主流社会のルールからも「森」の支配者からも逃れてきた彼は、結局どういう選択をしたのだろうか。