映画ログ

これまで観てきた映像作品の備忘録

「リトル・ミス・サンシャイン」

★★★★★

「ハドソン川の奇跡」

★★★

クリント・イーストウッド監督、トム・ハンクス主演の実話をもとにした映画。最近のイーストウッド監督の作品は、「アメリカン・スナイパー」など、アメリカという国に貢献した英雄たちを賛美するような類いものが多い印象がある。それ自体は別に悪いことではないだろうが、イーストウッドドナルド・トランプへの支持を表明していたことなどを思い出すと、なんとなくいい気がしない。

「君の名は。」

評価:★★★★

新海誠さんの作品をはじめて観る。前評判どおり、イラストは相当美しかった。それだけでなく、自分にとっては、「なぜか知らないけど、あるもの/ことに心奪われる」というありふれた出来事が、自分と知らない誰かが夢のなかで入れかわるというとてもありそうにないことによって起きている、という説明をこの作品が与えていることに、ささやかな感動を覚えた。

「三大怪獣 地球最大の決戦」

 

三大怪獣 地球最大の決戦 [DVD]

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 評価:★★★★

シン・ゴジラを観て懐かしくなったので、DVDを借りて鑑賞する。現在の日本において、人智を超えた怪物としてのゴジラが現れたときに何が起きるのかをリアルに描き出したシン・ゴジラに対して、昭和期のゴジラ作品は、ときにきわめて人間的な一面をみせる怪獣たち(モスラから糸を吐きかけられるラドンを見て「腹を抱えて」笑うゴジラ・・・)と共存する仮想世界としての日本(インファント島の妖精たちとの交流、ゴジラを当たり前のように「ゴジラ」と呼称する人々・・・)を描き出している。両者を比較することで、今と昔の特撮映画のコンセプトの違いを見て取ることができるかもしれない。