これは、すばらしい映画だ、と思った。
震災と生活保護という2つのテーマがどのように関連づけられているのかは必ずしも明確ではないが、以下のセリフがそれを物語っているのだろう。
「震災は、怪物。
私たちが立ち向かうこともできない。
突然来て、全部壊して、たくさんの命奪って。
母さんも。
誰を憎んでいいかわからなかった。
だけど、**さんが死んだのは違う!
人間のせい、みんなが悪い!
みんなが悪いから、**さんが死んだんだって。」
ここで、(「こいつ」でも「あいつら」でもなく)「みんなが悪い」と言われていることを、私たちは重く受け止める必要があるだろう。