映画ログ

これまで観てきた映像作品の備忘録

2020-01-01から1年間の記事一覧

精神0

精神科医・山本昌知さんとその妻を中心に描いたドキュメンタリー。山本さんを「先生」と慕い,しきりに感謝の言を述べる患者さんたちの様子を見て,医師という職業がもつ権威と,ケアにおける役割の特殊性について考えさせられる。

バクマン。

『ジャンプ』への連載を目指す高校生漫画家たちの挑戦。天才に叶わないと悟った凡才たちが,「王道」を捨てて「邪道」で挑戦していく展開がいい。 「王道」で挑む彼らは勝ち負けに固執していたが,「邪道」を我が道として選んだ彼らは,勝負には「負け」ても…

私の頭の中の消しゴム

情熱的な出会いを果たした男女が、若年性アルツハイマーという病に遭遇しながら、懸命に愛を紡ごうとする物語。 病のことを知った2人がバッティングセンターで出会う場面、記憶をなくしていくことへの怖れと悲しみを、2人の思い出に残る言葉で表現する脚本が…

スタンドバイミー

12歳の少年たちが、線路の先にあるという死体を目にするため、小さくも未知に溢れた冒険に出かける。友と横並びに歩いて話をした、宝石のような時間があったことを、この映画は思い出させてくれる。 「12歳のときのような友だちは、もうできない。もう二度と…

猟奇的な彼女

随所に埋め込まれた笑いポイントに思わずクスリとしてしまうラブストーリー。最後の結末は予想外のかたちで伏線が回収されてびっくり。

ジョジョ・ラビット

ヒトラーユーゲントにも参加し、ナチスを信奉する少年ジョジョが、自宅に隠れ住んでいたユダヤ人女性エルサとの出会いなどを通じて次第に変わっていく様を描いたコメディ作品。 ジョジョの友人ヨーキーや、ヒトラーユーゲントの教官クレンツェンドルフ大尉な…

チャーリーとチョコレート工場

2020年の1本目の映画。冒頭(具体的にどのシーンかは忘れてしまった)でグッとくるシーンあり、チョコレート工場の仕掛けはそれぞれが何を意味するのか考えることを促すものだった。その点で楽しく観ることはできたが、最終的に家族は大切だよねというメッセ…