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映画ログ

観た映画の備忘録

サイダーハウス・ルール

洋画 ドラマ

 

サイダーハウス・ルール [DVD]

サイダーハウス・ルール [DVD]

 

 評価:★★★★★

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トビー・マグワイア主演、マイケル・ケイン共演の映画。主人公ホーマーは、幼いころよりアメリカの孤児院で育てられる。院長であるドクター・ラーチが父親がわりだ。ドクター・ラーチの愛情が込もった教育によって、ホーマーは産婦人科医としての知識と技能を手に入れる。しかし、孤児院の世界しか知らないことに不満をおぼえるホーマーは、外の世界へと飛びだし、異なる仕事を見つけ、恋に落ちる。ドクター・ラーチは、息子同然に育て上げてきたホーマーを孤児院の跡継ぎにすべく、規則も無視してあらゆる手を尽くす。

社会から見捨てられた子どもたちに居場所を与え続ける孤児院と、そこでひたすら自らの「仕事」に明け暮れるドクター・ラーチ。しかしそんな環境に、思春期の物足りなさを感じるホーマー。自らの「仕事」とは何か、「道理を通す」とはどういうことなのか、そして人の「居場所」とは何なのか。個人的に、最後の結末へのモヤモヤ感がぬぐえないが、若者にとって人生の選択とはどのようなものであるのかを考えさせる材料がつまっている。

あと、最近読んだディケンズの『デイヴィッド・コパフィールド』の言葉が随所に出てきていて、少しうれしかった。あれは良い小説。

以下は、ホーマーが働く果樹園のボスが遺した言葉。

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「俺はきっちり筋を通したいんだ

そうするには 規則も破る

正しいか?」